歯と口の健康シンポジウム2020
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◆新型コロナウイルス感染防止に向けて「口腔ケア」に注目◆
本日10月14日お昼に「歯と口の健康シンポジウム」が開催されました。
いい歯の日(11月8日)にむけて、 本日10月14日(水)、日本歯科医師会主催「歯と口の健康シンポジウム 2020」がYouTubeにてライブ配信で開催されました。(ゲストや講演内容などの詳細はページ最下部をご覧ください)
新型コロナウイルス感染防止の対策に「口腔ケア」を追加しよう!
今回のシンポジウムではとても大切なことを発言されていました。
それは「口内環境が悪化している人ほど感染のリスクが高い」というものでした。
①歯周ポケットにはコロナウイルスを取り込むACE2やTMPRESS2のレセプターが共発現している
⇒歯周炎を放置しないことが大切ですし、健康な歯肉でいることがリスクを下げるのではないか。
②唾液に含まれる抗体IgAの質と量が大切
⇒歯周病の状態や口内が不衛生な場合ウイルスの侵入を抑止するために必要なIgAが少なくなってしまうのではないか。
③歯周病菌の産出するプロテアーゼがウイルスの感染を助けている可能性がある
⇒日ごろのブラッシングやプロによるケア、舌の清掃が必要なのではないか。
など、たくさんの情報を発信していました。
※日本歯科医師会公式YouTubeチャンネル⇒https://youtu.be/SEXIgC9ldMs
未だ分からないことが多い研究分野ですが、これから分かることも多いでしょう。そして、実際その効果の持続や、範囲などに課題が残るものの、少なくともリスクを下げる方法は歯科分野で多く分かってきています。
「歯科分野」と書きましたが、「歯科」は「口腔科」としての役割がここ最近大きいと感じています。
皆さんが毎日する歯ブラシや生活習慣で発熱や感冒のリスクが減るとしたら!とてもいいことだと思いませんか?
このシンポジウムでも出てきていましたが、”隠れ”歯周病の人が多いと言っていました。
確かに臨床でも多く感じます。
気になるなと思った方は、歯科の健診に行ってみてはいかがでしょうか。
日々のブラッシングを見直そう!
衛生士さんによるブラッシングの方法も解説してくれています。
当院でもよく指導しますが、バス法は歯間まで磨きやすくお勧めです(個人の状況によりどのみがき方がベストかは異なりますので一度歯科衛生士さんに聞いてみてください)
「ペングリップ」
力強く磨きすぎてしまいにくく、細かく意識したところを磨きやすいです。
「パームグリップ」
力が入りやすいので、力の弱い方(小さいお子様やご高齢者の方など)におすすめです。
その他役立つ情報!
◆口腔ケアで免疫力アップ
日本歯科医師会
◆インフルエンザ予防と歯周病菌
日歯8020テレビ
◆歯周病だと新型コロナに感染しやすくなる?…コロナ予防に口腔ケアが大切な理由
yahoo!ニュース
日本歯科医師会主催「歯と口の健康シンポジウム2020」詳細
以下↓
内容1
① プログラム1 講演 「感染症とトータルオーラルケア」 神奈川歯科大学 副学長 槻木恵一 氏
② プログラム2 対談 「新型コロナウイルスと歯周病との関係性 ー感染・重症化を防ぐためにオーラルケアでできることー」
ゲスト
東京歯科大学市川総合病院 呼吸器内科教授 寺嶋毅 氏
神奈川歯科大学 副学長 槻木恵一 氏
内容2
③ 歯科衛生士によるブラッシング講座
ゲスト紹介
神奈川歯科大学 副学長 槻木恵一 氏
*神奈川歯科大学歯学部卒業。同大学大学院歯学研究科修了。神奈川歯科大学歯学部口腔病理学教室、2007年より教授。2013年より同大学歯学研究科長。2014年より同大学副学長。歯学博士。専門分野は口腔病理診断学・唾液腺健康医学・環境病理学。日本口腔科学会、日本臨床口腔病理学会、日本唾液腺学会に所属。
東京歯科大学市川総合病院 呼吸器内科教授 寺嶋毅 氏
*慶應義塾大学医学部卒業。慶應義塾大学医学部内科学教室呼吸循環研究室、東京歯科大学市川総合病院内科学講座准教授などを経て現職。日本内科学会認定内科医・総合内科専門医・指導医、日本呼吸器学会専門医・指導医、日本感染症学会専門医・指導医などの資格を持つ。
本シンポジウムは、マスコミの方々へzoomにて同時配信をいたします。
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