禁煙について考えてみませんか
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【禁煙について考えてみませんか】
◆喫煙と病気
2014年傷病別罹患者数の推計
①高血圧 677万8000人
②歯周病 444万9000人
③悪性新生物 300万8000人
④う蝕 283万6000人
⑤脳血管疾患 253万4000人
⑥糖尿病 243万3000人
⑦心疾患 193万9000人
⑧脂質代謝異常 146万6000人
これら多くの疾患の共通のリスクファクターが「喫煙」であり、非常に重要な環境要因であると考えられています。
また、2015年世界保健機関(WHO)は警告しています。
喫煙による死亡者数の推計(WHO)によると、
全世界 540万人/年間
日本 13万人/年間
受動喫煙全世界 60万人/年間
受動喫煙日本 6800人/年間
こんなにたくさんの方々が喫煙により死亡していると報告しています。
ちなみに以下は平成30年の日本における死亡者数と死因順位です。(厚生労働省)
全死者数 134万0397人
①悪性新生物 37万3334人
②心疾患 20万4837人
③脳血管疾患 10万9880人
④老衰 10万1396人
⑤肺炎 9万6841人
⑥不慮の事故 4万0329人
⑦誤嚥性肺炎 3万5788人
⑧腎不全 2万5134人
⑨自殺 2万0465人
⑩血管性等の認知症 1万9546人
◆ニコチン依存症
タバコは嗜好品で単なる習慣という認識、本人の意思の問題と考えらえれていた時期がありますが、今はそうではなく、心理的依存とニコチンに対する身体的依存により成り立つニコチン依存症として認識されています。
禁煙治療は保険診療として認められています。
◆まずは一歩。そして、禁煙から卒煙へ
実は歯科医師も禁煙をしたいと思う皆様の後押しがしたいと考えております。
歯医者さんに行ったとき、問診票に「喫煙の有無」の項目はありませんでしたか?
喫煙は歯周病の悪化に関与し、口腔がんの発生にも関与しています。禁煙をすることでそれらのリスクを減らすだけでなく唾液などの性質の面からも虫歯の発生などのリスクも減らすことが可能と考えられます。味覚も正常となり、楽しい食生活となるでしょう。
そして、口腔以外のすべての臓器も同様に危険因子がなくなり、いろいろな病気のリスクが減少すると考えられます。
さらに同居する家族、友人、職場、道ですれ違う不特定多数の人々の受動喫煙をなくすことができます。
我慢して止めている状態は禁煙です。
我慢せず自然に吸わなくなれば卒煙です。
さぁ頑張ってみませんか。
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