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どんなことするの?歯医者さんのクリーニング

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どんなことするの?歯医者さんのクリーニング

 

クリーニングとは、歯周病の検査を行ったり、歯周ポケット内の清掃を行ったり、歯石の除去を行い、歯周炎や歯肉炎といった状態の治療を行う事です。また、病状が安定して腫れや出血などがほとんど見られなくなった、安定していると考えられる場合でも、最近は健康保険を用いて重症化の予防のためにメンテナンスを受けることが可能です。

注意したいのは、ただ単に着色をとる事や、ホワイトニングをして歯を白くすることとは別だという事です。
ホワイトニングなどの審美的な(歯肉炎や歯周炎は一切ないにもかかわらず、歯をキレイに白くしたい場合は保険外診療となります。)

 

歯茎(歯肉)と歯の間には溝があります。この溝は健康な方でもあり、3mm以下であることが一般的なのではないでしょうか。

歯ブラシを怠ってしまっていたり、歯ブラシが当てられていない部位があり、そのまま歯垢がたまり続けると歯肉は炎症を起こしてきます。

歯を支える骨の吸収は無くても、歯肉が腫れているような状況を歯肉炎と言います。歯肉炎はまた歯ブラシが当たり始め、しっかりと歯垢の除去が出来れば健康的な歯肉に戻ってくれます。

しかし、長期間磨けていない部位があったりすると、歯肉炎を超えて、歯周炎と言われる状態になります。
歯周炎は歯を支えている骨の吸収が認められ、時に歯が揺れ動いたりすることもあります。
ちなみに歯を抜歯してしまう病気の一位が「歯周炎」です。
歯周ポケットが深くなって余計に清掃がしにくくなり、さらに最近の数や種類が増えて歯周炎が増悪するという連鎖を引き起こしやすいです。

骨の吸収は痛みもなく、症状があまりないのに進行していることがあります。
疲れや寝不足、ストレスといった免疫力の低下などに伴って発症する方も多くみられます。

次の項目で、当院のクリーニングの一般的な流れをお伝えしますが、実は全員の処置内容が全く同じというわけではありません。
そもそも、「クリーニング」というのは、実は健康保険を使用する場合、「歯肉炎」や「歯周炎」などに対する「治療」です。十人いれば十通りの歯並び、歯肉の状態、習慣、習癖、歯周組織の状態、全身状態などがあり、その予防方法や治療方法は画一的には説明や処置が出来ないからです。
また、現在まさに強い炎症を起こしている方もいれば、病状が安定してきているところだという方もいらっしゃるでしょう。

歯科医院では、口腔内の治療のプロとして、実はいろいろなことをチェックしています。

本当に簡単にではありますが、ざっくりとした当院のクリーニングの流れをお伝えいたします。

①初診時に、口腔内カメラで歯の状況や口の中の状況について、特に知っておいていただきたい場所の撮影を行い、ご自身の現在の状況を視覚的に理解していただけるようにしています。

②レントゲン撮影などが終わりましたら、歯周検査を実施いたします(歯周病と状態が安定化している方や、複数回目の方は「再評価」ともいいます。)。歯周検査では歯と歯茎の間の溝の深さを計測し(痛くないですよ)、歯の動きや、歯ぐきの炎症の度合い、歯周ポケットの深さなどを客観的に数値化して管理します。
このデータはタブレット内に保管され続けますので、過去のデータをいつでも見返すことが可能です。

 

③歯と歯の間の清掃を行います。

④歯ブラシを行い、まずは歯垢などをしっかりと清掃します。

⑤超音波スケーラーという機器を使用し、歯石や歯周ポケット内を効率的に機械で除去したり清掃します。

⑥最後に、お口の中をすっきりさせます。機械のブラシ(ラバー)を使用して、機械的に歯面の清掃を行います。

⑦完了

 

歯の周りにある様々な組織は、細菌などの異物に対して常に免疫力を発揮し戦ってくれています。
また、口腔内というのは温度変化・物理的な噛み合わせの力・様々な種類の細菌・唾液・様々な形態の食事などが混ぜ合わさり、非常に過酷な環境であると言えます。

今皆様が健康に口からお食事が出来ていることはとても貴重で・そして人生の価値として非常に重要な事です。

健康な身体・健康な状態を維持したり、それに向けて進もうとする皆様のサポートをしっかりといたします。

最後に、歯科治療に対する費用対効果のお話を致します。
Aさんは、歯科医院に定期的に通院せず、クリーニングを受けることがなく、何かあったときだけ歯科医院に通い、治療をすることになり、そこで大きく費用がかかってしまう人です。
Bさんは、定期的に歯科医院でクリーニングを受けておいて予防に重点を置き、ほとんど治療をすることなく、一生を過ごす人です。
さて、どちらの方が費用が多くかかってしまうのでしょうか?

色々な歯科医院のホームページなどを拝見しておりますと、Aさんの方が結局は高い費用になってしまうと結論付けているところが多い様にお見受けしますが、本当にそうかなと、思います。
歯を削ったり、抜いたりすることは誰でも嫌な事だと思います。そして、天然の歯に勝る歯科材料はありません。
正直に言って、予防には費用がかかるものだと思います。
その代わりにBさんは代えがたい価値を手にする事が出来ます。

そして、特筆するべきは、健康保険の概念が実は少しづつ変化している事です。
(※画像は厚生労働省診療報酬改定の資料より)

これまで、歯周病安定期治療(SPT)という歯周治療後のメンテナンスに係る健康保険の概念があったのですが、最近では歯周病重症化予防治療(P重防)という算定項目も出てきています。
当院はかかりつけ歯科医機能強化型歯科診療所と言って、予防や重症化予防に特化した歯科医院です。
健康保険は「病気になった」⇒「治療」に適応です。しかし、「病気にならないように予防」にも広がりを見せてきています。
当院でもこの新しい健康保険の考え方を取り入れ、健康保険で質の高い口腔内の管理を実現させるために研鑽に努めております。

 


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