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始めよう!歯と歯のお掃除

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始めよう!歯と歯のお掃除

歯と歯の間(歯間部)のお掃除の習慣はありますか?

これまで一度もしたことがない人も、一度やってみようと思ったけど挫折してしまった人も、この記事をぜひ最後まで読んでみて下さい!

一般的な糸ようじ

奥歯の清掃がしやすい糸ようじ

歯間ブラシ

フロス

以下は、商品化されている、薬局などで購入できる商品の一例です。
例えば小林製薬さんのホームページを拝見しますと、種類やその製品の特長、使い方まで、かなりしっかりと説明してくれています。
チェアサイドでも個々のホームページをしっかりと見て下さいと、説明したくなるくらい見やすいですね。

また、一番下には100円均一で有名なダイソーさんのホームページの糸ようじも例として載せさせていただきました。
100円で70本!すごいですね。

こちらは最近テレビCMなどでもよく流れている、ゴムタイプの歯間ブラシですね。

ダイソーさんの糸ようじのコストパフォーマンスには脱帽です。
歯と歯の間の清掃の習慣がなかった方などは、こういったものから購入して始めていただければと思って、よく説明させていただいてます。


参照

小林製薬さんのホームページ

ダイソーさんのホームページ

歯と歯の間の隙間は人によって大きさが違います。もっと言うと、同じ人でも奥歯や前歯、上の歯と下の歯で歯と歯の間と歯茎の隙間の大きさには差があり、なかなかご自身でどの大きさが良いか分かりにくいものです。

当院では歯間部の清掃について説明や指導を行っておりますが、歯間ブラシもかなりサイズのラインナップが豊富なので、この場所はこのサイズがいいのではないかとお話させていただいています。また、種類が増えすぎると、歯と歯の間の清掃の一番重要な部分、「継続」「習慣化」が出来なくなる恐れがある為、すべての歯と歯の間を磨けて、かつ、良いサイズの歯間ブラシを1種類ご提案することもできます。

歯科医院に来ていただいて、実際に見させていただくとスムーズです。
歯間ブラシの挿入方向や、頑張りすぎて歯肉を退縮させてしまっていないかなどをチェックさせていただく事も可能です。

フロスは予防効果がないのではないか、と2016年ごろAP通信がニュースを配信していて、一時期話題になっていましたが、フロスを通した方がいいのは、多くの臨床の歯医者が日ごろ様々な患者さんの状態を診て、理解している事です。何せ実際に歯と歯の間のむし歯ができている大人の方も多いですし、歯と歯の間の歯槽骨の吸収が認められることが多いのは周知の事実でしょう。

また、根拠も示しておく必要があると思いますので記載させていただきます。

1・適切なデンタルフロスの使用は歯周病のリスクを下げる。
※Sambunjak D,et al.Flossing for the management of Periodontal diseases and dental caries in adults.Cochtane Database Syst Rev 2011;7(12):CD008829

2・歯科専門職が行う適切なフロッシングは歯と歯の間のむし歯のリスクを下げる。
※Hujoel PP,et al. Dental flossing and interproximal caries : a systematic review. J Dent Res 2006;85(4):298-305

3・最近の研究でもデンタルフロスの予防効果が報告されている。
※Cepeda MS, et al. Assosiation of flossing /inter-dental cleaning and periodontitis in adults.J Clin Periodontol 2017;44(9):866-871

要点をまとめると、歯ブラシだけの清掃よりも歯間部の清掃を行っている人の方が虫歯や歯周病のリスクが下がると評価していて、虫歯のリスクが高い子供に対して、歯科専門職がフロスを行うことで、歯と歯の間のむし歯の予防に効果を示したという事、そして、デンタルフロスを使用している人の方が歯周病の有病率が低かったが、使用頻度と歯周病有病率の関連は認められなかったというものでした。
※参考にさせて頂いた本「文献ベースで歯科臨床の疑問に答えるチェアサイドQ&A予防歯科編」クインテッセンス出版株式会社(p.26-p.27)

また、最後に「バス法」という歯ブラシの方法をお伝えいたします。
歯ブラシは普通に歯に対して90度に当てることが多いかと思いますが、歯ブラシの毛先が歯と歯の間の歯肉や歯面に当たっていないことが多いです。
しかし、歯ブラシを45度に傾けてみて下さい。(写真参照)
歯ブラシの毛債が結構しっかりと歯と歯の間の紙面や歯肉に当たっているのがお分かりになると思います。
歯間部の清掃器具をいろいろとご紹介しましたが、実は歯ブラシの角度を変えるだけでも歯と歯の間の掃除が上手になります。
ぜひ次の歯ブラシの時に実践してみて下さい。

歯ブラシの角度を45度傾けてみましょう!

 

 


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